ノウハウだけでは、自分から勉強する子供には育たない
幼児のころから、
ワークブックをたくさんして勉強すれば
自分から勉強する子供に育つのでしょうか?
“家庭学習の習慣をつける“
ということは当然のことですが、
どのようにしてその習慣をつけるのか?
そこにも一つのヒントがあります。
自分から勉強するということは、
命令されてすることではありません。
本人が楽しいと思っているから、
やりたいからするわけです。
だとしたら、
“勉強することが楽しい、もっと知りたい“
と思うようにすればいいのです。
私はある一冊の本と出会い、
その本の内容を実践しました。
ところが同じ本を読んでも
効果の出る人とそうでない人がいるのです。
親が京大卒であっても効果の出ない人もいました。
「○○先生の本はいいけれど、
あれもできない、これもできないといしんどくなる」
彼女はそう言いました。
「だから、やめたほうがいいよ」
そう言いたかったのかもしれません。
でも、私は違いました。
“その本の内容をすれば、高い学力の子供に育つ“
そう信じて、そうなると決めていました。
その後原田メソッドとういう、
大企業やスポーツ、芸術などの分野で
目標達成のために
取り入れられている
教育手法を学んで分かったことがあります。
人のやる気、元気を高めるためには、感情が影響をしている
そこで私は気が付きました。
私は子供たちに、
存在感が高く、
不安感が低くなるような言葉がけ、行動を
毎日していたのです。
「それで、子供たちは勉強しなさいと言わなくても、
自分から勉強していたのか!」
と、理解できました。
やる気を育む親子の関係性
自分から進んで勉強ができるようになる人は
どのような子供でしょうか?
それは人からやらされているのではなく、
自分の意志で
それをやりたい、知りたいと思っている子供です。
「早くしなさい!」
「早く起きなさい!」
「早く食べなさい!」
「早く着替えなさい!」
「早く勉強しなさい!」
「早く、早く、、、」
いったい1日に何回子供たちに
「早く~しなさい!」を言っているでしょうか?
子供が早くやってくれたら、確かに楽です。
でもちょっと考えてみてください。
あなたは、誰かに「早く~しなさい!」と、
いつも言われていたら、
どんな気持ちになりますか?
「あ、そうだな~」と納得するっ人。
「うるさいな~」と反発する人。
「できない自分が悪い」と思う人。
人によっていろいろだと思います。
でも、どちらかといえば、
良い感情は持たないのではないでしょうか?
「成功の循環」という、
マサチューセッツ工科大学の
Daniel Kim教授が提唱している、
成功循環モデルがあります。
それを子供と勉強に当てはめると
親と子供の関係が良ければ、
子供は自分から
「もっと知りたい、どうなっているのだろう?」
と、自発的に考えるようになります。
そこに適切な環境を与えると
自分から勉強し考えるよになります。
やらされて勉強するのではなく、
自分からやりたいことなので
効率が上がり成果がでる。
という仕組みになっています。
原田メソッドを学んで、
私は知らずにこれを実践していたことに気がつきました。
世間には子供に勉強させるノウハウは山ほどありますが、
それをやった人がみんな成果がでるわけではありません。
勉強のやり方も大事ですが、
やる気を育むことなしに大きな成果はありません。
そして、子供のやる気を育むのは、
お母さん、あなたです。
図の右上の感情を持つ子供は
意欲が高くやる気のある子どもです。
私のプログラムでは、
不安感が低く、存在感が高い子どもに育つ方法を
学び実践していきます。