「わからない」と「やる気がない」ように見える

こんにちは。

家庭がくしゅう習慣化ナビゲーター

白須英里子(しらす えりこ)です。

ブログを読んでいただきありがとうございます。

 

今日は子どもが「やる気がない時」の

「本当の原因」のお話です。

定期的に学びの会に参加していて、

そこで小学校の先生から聞いた話です。

 

O先生は定年後、クラスを持たずに

いろんなクラスの応援に入っています。

ある日支援学級に入った時のこと。

 

小学4年生の女の子が

畳の上でゴロゴロ、ぐずぐず。

何をするでもなくけど、

何かこうモヤモヤしている様子。

O先生はなぜこの子は

そんな態度をとるのだろうか?と思いました。

「どうしたの?」

よくよく話を聞いてみると

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算数の割り算がわからない。

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割り算は小3で習います。

2年生までに習った基礎が応用として出てきます。

その子は4年生ですが、

3年生の割り算がわからない。

 

それで、わからない、出来ない気持ちを

ゴロゴロ、ぐずぐずした態度で表現していたわけです。

 

割り算がでいない子どもは、

かけ算でつまずきがあります。

スピードが遅い、苦手なところがあります。

その子に

「かけ算できるかな」とやってもらいました。

すると苦手な部分があったのです。

 

あえて紙でなく

タブレットを使ってゲーム形式で

かけ算の苦手な問題をやってみました。

正解すると

「ピンポーン」ゲーム感覚で楽しく練習できます。

しばらくすると

苦手だった問題ができるようになりました。

「じゃあ今度は割り算やってみようか」

と言うことで、

ほんとにほんとに簡単な問題

3 ÷ 3 =

みたいな問題をやってみました。

 

曖昧だったかけ算が

きちんとできるようになったので、

簡単な割り算はスムーズにできます。

さっきまで、

やる気の無さそうに見えた子どもも

「出来たー!!」

と、嬉しそうに声をあげます。

この話を聞いたときに

5年生の子が同じように

かけ算で躓いていたことを思い出しました。

 

その子は「九九」を間違って覚えてる

部分がありました。

お母さんに聞くと、2年生で学校で習ってきたときに

「おうちで復習する」と言うことをしていません。

 

その子はずっと「九九を間違った」まま覚え

3年生4年生と過ごし5年生になったわけです。

「間違えて覚えていた」

加えて練習が足りないので

「スピードが遅い」

この2つが「やる気を妨げていた」わけです。

 

できないことの原因は何なのか?

それはどこから来ているのか?

どうすればそれは解決するのか?

それがわかれば、

巡って練習することで、

子どもは必ずできるようになります。

 

もしあなたが

「うちの子はやる気がない」ように見えたなら、

きっと何か原因があるはず。

 

この子はやる気がないと諦めるのではなく、

どうしてそのようにな態度をとっているのか?

と言うところに目を向けて

子どもの気持ちを想像してみることが大切です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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