35 自分から勉強する子どものやる気を引き出す方法

こんにちは。

京都でピラティス個人レッスン、

子育て悩み相談をしている

メンタルトレーナー

白須 絵里子(しらす えりこ)です。

このブログを読んでいただきありがとうございます

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“息子はダメな子”

ずっとそう思って、そう言ってきたから

息子を褒めるなんて難しいです!

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浪人生活が決まった

息子さんのお母さんが言っていました。

 

『北風と太陽』という童話があります。

マントを着た旅人が歩いています。

それを見た北風が、

どちらがあの旅人のマントを

脱がせることができるか競争しよう、

と太陽に提案しました。

 

太陽は同意しました。

北風は思いっきり

強い風をピューピューと旅人に吹きつけます。

風の勢いで、

マントを剥ぎ取ってしまおうというのです。

ところが、旅人はあまりの寒さに

マントの襟元をきっちりと合わせて

背を丸くします。

 

マントは取ることが出来ません。

今度は太陽の番です。

太陽は暖かい日差しをいっぱい

旅人に注ぎました。

すると、旅人は

あまりの暖かさに気持ちよくなって、

自分でマントを脱いでしまいました。

 

この童話のお話はよく知られています。

北風は冷たい風を

ピューピュー吹き付けましたが、

旅人はより一層マントを握りしめ

最後まで脱ぎませんでした。

 

私たち人間も同じです。

”あなたはダメな子“

“勉強の出来ない子”

“勉強しなさい!”

“早くしなさい!”

“〜しなさい!”

マイナスな言葉

力づくで勉強させようとしても、

本来つけたい学力はつきません。

 

親やまわりの大人の温かい心

優しい心励ましの心言葉

子どものやる気のスイッチを入れ、育てます。

 

私は子育て時代に

元小学校教員だった岸本裕史先生の

“幼児期に学力の土台を”

という本を読み、その内容を実践しました。

 

それは、生活習慣を整え

小学校へ入ったら、

毎日毎日決まった時間家庭学習を行う。

 

長時間の勉強でなく、学年×10~20分

子どもに”やっておきなさい”

ではなく、学習習慣が定着するまでは

親、大人が温かく見守り、励まして

頑張ったことを褒めることです

 

私はそのとおりに、

時間を作って、

子ども達と向き合う時間を作りました。

専業主婦ではなかったので、

時間的には厳しいこともありました。

ですが、

時間がないから出来ない!

仕事をしているから出来ない!

下の子がいて邪魔するから出来ない!

夫が協力してくれないから出来ない!

出来ない理由を並べて

子どもの可能性を狭めるようなことは

したくなかった。

 

なぜ、そこまで頑張れたかというと

自分が小学校に入学したとき

母は私の学校のこと、勉強のこと

宿題のことをただの1度も

聞いてくれなかったからだと思います。

 

実家は商売をしていて、

毎日の生活に追われて、

学校のことまで考える余裕がなかったのでしょう。

そんな環境で育ったので

私は小学校1年生の4月で

すでに宿題をしないで学校にいくようになりました。

 

大人になって母から聞きました。

私が小学校に入学したとき、

他の子どもはみんなひらがなの読み書きができたこと。

ところが

私には入学前に即席で名前を書く練習だけさせたこと。

 

ひらがなで”まきた えりこ”と

名前を書くのがやっとだったそうです。

 

そんな私を見て母は思ったそうです。

”えりこ、テイノウちゃうか?!”

 

母はそう思っても、

言葉でいうことはありませんでした。

 

”けなす”こともないけど、褒めることもない。

 

私は自分が親からして欲しかったことを

自分の息子たちにしてやりました。

 

その一つが家庭学習の時間をとり

毎日続けること、

頑張ったことを褒めることです

 

結果、2人の息子は中学校になっても

“勉強が好き!”

と言える子どもでした。

 

当時の私は

心理学について学んでいませんでしたが、

心の栄養、ストロークを与えていたのです。

 

子どもの自主性を伸ばし、

自立した子どもに育って欲しいと願うなら

ダメ出しばかりしないで、

温かい心、励ましの心、言葉

やる気スイッチを入れて、子育てませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
 
 
 

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