94 子どもの語いを増やす意外な方法

こんにちは。

二人の子供が東大と医学部に現役した

家庭教育の実践家

白須英里子(しらすえりこ)です。

このブログを読んでいただき

ありがとうございます。

 

「5回目の1もんかきまちがえが
 くやしかったから
 こんどはちゃんとかきたい」

【たし算5分間計算10回のきろく】

次男が小学生の時小テストの記録。

片付けをしていたら、
こんな物が出て来ました。

たし算の計算テストを10回して、
1回だけ書き間違えたらしい。
自分の合計点990点、平均99点。
クラスの平均は87.6点。

1回間違えたことが悔しかったんだな。。

 

5歳離れた兄が
高校受験でラサールに合格した時、
周りの人の関心が長男に集中。

 

次男はそれを見て
「Dちゃんも、
 にいちゃんみたいになるから、見ててな」

と言ってたな。
負けず嫌いなんだね。

 

「1回くらいいいやん」じゃなくて
100点取れる力を持っているなら、
その力を出し切る、
ミスをしないように準備する

大事なことです。

 

長男と次男は随分と違ってました。

長男は文字が大好き。
2歳の時には絵本を暗記して
一人で声を出して読んでいました。

だけど次男は全然。
同じように読み聞かせをしても、
興味を示さない。

いつもガサガサ動き回っていました。

 

そんな文字に興味を示さなかった次男が
公文も幼児教室に通うことも無しに
中学受験をして、
東大寺学園に進学できたこと。

勉強ばかりに明け暮れるのではなく、
6年間を楽しんで学校に通い、
大学受験も楽しんで(側からはそう見えました)
勉強して地元の京都府立医大に進学できたのは、
負けず嫌いが幸いしたのだと思っています。

おそらく、
兄が勉強を楽しそうにしていなかったら、
次男は医学部には進学できなかったでしょう。

 

テストの話はさておき、
今日は夏休みにしていた体験のお話です。
私の実家は京都の自宅からバスと電車で
1時間15分です。

夏休みは私の実家に行き、
家庭菜園のきゅうりの収穫をしていました。

きゅうりって、
お店て売っているのは長さも揃っていて
せいぜい20センチくらいまでですよね。

知ってますか?

きゅうりって、
ちょっと油断すると、あっと言う間に大きくなって
30センチくらいになってしまうんです。
太さも直径10センチくらいになる。

朝、そろそろ収穫しようかなと、思っていて
忙しくて、そのままに。
夕方になると、大きくなりすぎ。

流石にその大きさになると、皮も硬くなり、
食感も違ってきます。

 

ところが、
私の父はきゅうりを市販されている大きさで
収穫するのを嫌っていたのです。

馬鹿でかくなってから収穫していました。
量が多くて、
食べ切れないんですけどね。

同じ数だけ実がなっても、
大きくした方がたくさん食べられるから
得だって。

子供の頃、食べ物に苦労しているので
そうしていたのですね。

すると、
いつもおじいちゃんと一緒に
畑仕事をしていた次男が言います。

「きゅうりはな、
 大きくして食べた方が、効率がいいんやで〜」
1年生くらいのことでした。

この年齢の子供が「効率がいいんや」
なんて、普通は言わないと思います。


長男も次男も実家で家庭菜園の畑仕事を通して、
自然と触れ合い、
おじいちゃんとの会話を通して、
普段は使わない語彙を学んでいました。

その時に全て分からなくてもいいんです。
色々な言葉に触れる、
体験をする

それが後々学校で学んだ時、
「アッ、これ知ってる!」となって
スムーズに知識となり定着しています。

幼児期から、小学生低学年の間に
どれだけ、たくさんの経験をして
普段使わない言葉に触れるか?

その差が高学年、中学生になって現れてきますよ。

夏休みには制限をかけないで
色んなことにチャレンジさせてあげてください。

今日はここまで。
最後までありがとうございました。

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