30 子育て中の悩みイライラするとき

こんにちは。

息子2人が東大、公立大学医学部へ現役合格した

メンタルトレーナー

白須絵里子(しらすえりこ)です。

いまは子育てを卒業して

趣味もバレエを楽しんでいます。

 

バレエを続けるための体力づくりとして

始めたピラティスの指導をながら

子育て中のお母さんの相談にのっています。

 

このブログを読んでいただきありがとございます。

 

“子ども達が小さい頃、

私は3人の息子を抱えた母子家庭状態で

かなりイライラしていました。

 

手も出る足も出る。今考えたら

通報ものだわ。”

 

これは友人との会話です。

 

私も息子たちが小さい頃、

母子家庭状態でした。

 

なのでこの友人の気持ちがよく理解できます。

 

子ども達のことが大好きなのに、

1人でなにもかも抱え込んで、

もう一杯一杯で。

 

苦しかった。

 

他所の家庭は旦那さんが協力してくれて、

羨ましかった。

 

なんで、同じように働いているのに、

私だけが

家事の殆どを引き受けなくてはならないのか?

 

ずーっとそう思っていて、夫に言ったけれど

夫は私の気持ちを理解してくれなかった。

 

これは昔を思い出した時、

息子にたいし

すまないことをしたと思った出来事です。

========

ゆうとは4歳。

私がフルタイムで病院に勤めていたので

生後6週間から保育園へ通っていました。

 

朝7時半に保育園へ送っていき、自転車で出勤。

勤務時間は8時半から17時15分。

公務員とはいえ

月曜、金曜日は残業になります。

保育園が18時までしか預かって貰えないので、

17時半には先に帰らせて貰います。

 

他のみんなが残業しているのに、

仕方ないとは言え

肩身の狭い

申し訳ない気持ちでいっぱいの毎日でした。

18時ギリギリに保育園お迎えに滑り込み、

子どもを連れてスーパーへ買い出しに行きます。

 

どんなに頑張っても夕食は19時前。

保育園の先生からは

“夕食が19時前?!遅いですね〜“

 

と言われていました。

 

他のお母さんに聞くと、

みなさん18時には夕食を食べています。

どうやったら、

18時に夕食が食べられるのだろうか?

 

私は自分が良い母親でない、

ダメな母親だと、責められているようでした。

 

帰ってご飯食べさせて、お風呂に入れて

洗濯して

寝かせて。

それ以外にも週2回、耳鼻科へ連れていきます。

耳鼻科は下手すると2時間待ちです。

 

診察の待ち時間には

絵本を読んだり、近所の哲学の道をさんぽして

一緒に遊んだり。

 

子どもと過ごす時間を優先したので、

家事は後回しです。

 

家の中はいつもぐちゃぐちゃ。

洗濯して干すまでは出来るけれど、

たたむ時間がない。

 

4畳半の一部屋は

いつも取り入れた洗濯物がそのまま積まれて

洗濯物の山になっていました。

 

酷い話ですが、布団は万年床。

休みの日だけ布団をあげます。

 

掃除機も毎日かけられないので、

布団の周りに薄っすら綿ぼこり。

 

後に息子がハウスダストのアレルギーだと知ったとき、

私の責任だと思いました。

 

まだ30代前半だったけど、

いつもいつも疲れていました。

 

そんな冬の日曜日、私は息子と二人

動物園へ行きました。

 

冬の動物園は寒々として

夕方4時には人の姿が有りません。

 

入り口近くにある

猿山の猿に夢中になっているゆうと。

柵の間から見える猿に向かってなにか叫んでいます。

 

私はゆうとと並んで猿を見ている筈が

ついウトウトしてしまい、

立ったまま眠ってしまいそうになりました。

 

大きな円い柵の向こう側で見ていた男の人が

私を見て

“アブナイよ!”

 

声をかけてくれ、その声ではっと目が覚めました。

 

いつも遊びに来ている動物園。

慣れているゆうとは

”オシッコ“と一人でトイレに行きました。

 

私1人になったとき、

ふと意地悪な気持ちが湧いてきました。

 

帰ってきて私が居なかったら

どうするだろうと。

ゆうとが猿山のところへ戻ってくる前に

そこから私は少しだけ移動して

隠れてしまいました。

 

しばらくしてゆうとが戻って来ました。

”ママ?ママ?どこ?” 

私の姿を探す息子をみても、すぐに出ていかない私。

 

息子は可愛い!でもちょっと解放されたい、

シンドイ、眠い!

 

親としての自覚が足りないとは思いながらも、

誰か助けて!

 

そんな気持ちでした。

 

私の姿を探すゆうと。

ふと我に返った私は

慌ててゆうとのそばに戻り

“ゴメンね”

と、ゆうとを抱きしめました。

 

帰り道、なんでこんなことしたんだろう?

可哀想なことしたな〜

 

私ってダメな母親だなぁ

 

そんなこと考えていましたが、

すぐまた日常に追われてしまいました。

 

25年以上経っても思い出す出来事です。

 

他にも息子には済まない事をした

可哀想なことをしたと思うことがたくさん有ります。

 

母親として、人間としていっぱい失敗しました。

 

だからこそ、

子育てで悩んでいる人に寄り添ってあげたい、

話を聴いてあげたいと思っています。

 

あなたがもし、何か悩んでいる

困っていることがあれば、

私でよければ聞きますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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