86子供の字がきたない原因と解決法とは? 

こんにちは。
2人の子どもが東大と医学部に現役で合格した
家庭教育実践家の
白須英里子(しらすえりこ)です。

このブログを読んでいただきありがとうございます。

 

“子供の字がきたない、もっと丁寧に書いて欲しい“
そう思ったことはありませんか?

落ち着いて、丁寧に書けば
字が綺麗になるのならいいのですが。。
それでも、
綺麗に書けないとき、原因は二つあります。

1 上下左右の識別がしっかりできていない
2 指先の訓練が足りない

1 上下左右の識別がしっかりできていない時、
子供は変な形をした字や、
反対向きの鏡文字を書きます。

入学前後の子供には、
左右の識別しっかりできていない子はかなりいます。

「右を向いてごらん」
「左の方へ曲がっていきなさい」
と言われて、
その通りにできない子は
識別がまだはっきりできていません。

「て」の書き方を教えるとき、
「左上から、少し右上がりに、まっすぐな線を書く。
 その端から、
 ちょうど真ん中まで少し曲げながら線を書く。
 そして右下へ、やはり曲げながら書いていく」

と、書きながら説明します。

このとき、
右上、右下、まん中という位置を表す言葉を
本当に知っている子は
正しくきちんと書けます。

しかし、
左、右という言葉の意味することがらを
まだよくつかめていない子
鏡文字になったり、変な形の字になります。

文字を正しく書くには、
書き始め、書き終わりの位置
途中の運筆
四角いマス目のどのあたりを通っているかを、
正確に認知しなければ
正しく書けません。

ワークやドリル、プリントで書いてある字をみて、
形をマネただけでは、
字画のそれぞれの位置を
正しく認識することは難しです。

「鍵を右に回してね」

「食器棚の右上にあるコップを取ってきてね」

普段から、位置を表す言葉を度々使うと、
完全にわかるようになります。

 

2 指先の訓練が足りない

ハサミで紙を切ることがうまくできない子は
字も上手に書けません。
指先の器用さは文字を書くために必要ものです。

お箸を正しく持ち上手に使えるか?
これは指先の器用さと関係します。

お箸を正しく持てたら、
お箸の先と先をコツコツと音がするように動かします。

ゲームのようにすると、
指の動かし方が上手になります。

お皿に乾いた大豆を入れて、
お箸で1分間に何個つまめて、別の皿に移せるか?
というゲームもできます。

家族でするときは
小さい子にはハンディをつけてできます。

指先の訓練をしながら、
足し算、引き算の練習にもなります。

積み木遊び、レゴ、折り紙。
紐を結ぶ。

こんなことを一つ一つやらせることが、
指先の器用さを育てます。

 

子供の字がきたない時は、
原因が二つあって、

上下左右をはっきり認識させるように普段から話す

お箸を正しく持って、指先を訓練する

指先が器用になる遊びをたくさんする

が解決法でした。

1年生の子供さん、
年長さん、年中さんの親御さん、
日常生活を上手に使って、
字が正しく書けるようにしてあげてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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