こんにちは。
子ども2人を東大と医学部に現役合格させた
メンタルトレーニング指導者・コーチ
白須絵里子(しらすえりこ)です。
このブログを読んでいただきありがとうございます。
今日は実際にあった女性営業マンのお話です。
子育てブログなのになぜ?
と思うかもしれません。
ところが、社員を育てることも、
自分から勉強する子どもを育てることも
自立した人間を育てるということでは
同じなんです。
「担当者替えてください!」
一部上場企業なのに、
いったいどんな社員教育してるんだろう!?
私が上司だったら、どうやって人を育てるか?
と、思う出来事があった。
母(85歳)は大家さん。
母が持っているマンションに
Wi-Fi設備を設置することにした。
コロナで在宅勤務も増えているので、
少しでも
入居者の金銭的負担が減るだろうと考えたのだ。
馴染みの賃貸仲介業者の紹介で、
Wi-Fiを設置してくれる業者に会うことになった。
営業マンは20代女性。
私と、母、営業マンの3人で話をした。
ところが、この女性
“大丈夫かな?”
と思うようなことが幾つかあった。
1つ目は名刺を私だけ渡して、
オーナーの母には渡さなかったこと。
2つ目は契約の際、
「すみません、私ペンを忘れてきちゃって」
と、言った。
この時は、
あらあら、忘れちゃったのね、今度から気をつけてね
と、心の中で呟いて私のペンを貸した。
3つ目は、契約書で会社に持ち帰る書類と、
客に渡す控えを確認せず、
間違えて渡したこと。
翌日電話がかかってきて、入れ替えに来た。
4つ目は工事の人に必要な情報を伝えず、
間違えた責任は工事の人に有るという発言をしたことだ。
契約の後、工事の人が現地調査をすることになっていた。
当日、空いている部屋の鍵を貸し出すことになっている。
ところが時間になっても、工事の人が来ない。
約束の時間20分程過ぎて、営業マンから電話があった。
「インターフォンを押しても留守のようなんですが…」
そんな筈はない。だってずっと待っているのだから。
「じゃ、もう一度押してみます」
10分、20分経っても、インターフォンは鳴らない。
変だな〜と思って、営業マンに電話した。
すると、
「工事の者が間違って、
誰も住んで居ない自宅の方にいってました〜」
母は1昨年の地震で自宅に住めなくなり、
現在は同じ市内の別の場所に住んでいる。
なので契約書の住所と、住んでいる場所は違う。
担当者にはこの事は話しているし、
担当者自身は母が住んでいるマンションに来ている。
どう考えても、
担当者がこの事実を伝えてないとしか思えない。
もし仮に、工事の人が間違えたとしても、
人の責任にすることはどうかと思う。
客に対して、私は悪くないんですよ〜って言っているのだ。
その他にも、
入居者にWi-Fi工事についてのチラシを配った。
ところが、母はそのチラシを貰っていないので、
入居者から質問がきても答えられない。
工事は早くて8月末、多分9月の予定と聞いていた。
ところが、
チラシには7月に工事予定と書いてあったらしい。
随分日にちが経ってから、
「工事日程が決まりました。7月10日です」
と電話があった。
遅くなるよりは良いが、予定が変わるなら
その事を連絡して欲しい。
彼女は契約の時、最初に母が
「補聴器をつけているが、聞こえ難いから
大きな声で、ハッキリ話して欲しい」
と頼んだのだが、口の中でモゴモゴと話していた。
私は聞き取れたが。
母とふたりで、あの人は
相手の立場、状況を考えて
行動することが出来ないのだなぁ〜
と話していた。
母は他にも賃貸物件を持っている。
彼女は、他の物件にもWi-Fiを導入して欲しいと言ったが、
断った。
「知り合いに紹介も出来ないね」
母と、私はそう話していた。
「担当者替えてください」
普通ならそう言うだろう。
しかし、私が考えたことは
“どうしたら、この女性を出来る営業マンに育てられるか?”
ということだ。
”やる気のない人は仕方ない!“
そう言う人も居るけれど、そうじゃない。
野球の大谷翔平選手もやっている原田メソッド。
その原田隆史先生のところで学んだことは
”理想の組織、職場はどこでも作れる“という事。
一部の有能な人だけが、成果を出せるのでは無く、
何処の職場、学校、家庭でも
パフォーマンをあげる方法がある。
私は子育て中、
原田メソッドと同じようなことをしていた。
だから、両親は専門学校卒なのに、
息子ふたりは現役で東大、公立大学医学部に合格した。
「私は勉強しなさい!」
と、言ったことが無い。
子育ても、会社での人材教育もやり方、大事なことは同じだ。
一部の有能な人だけが、出来て
上手くいくのではない。
上手くいく方法、目標を達成する技術を知って
実践しているから、上手くいくのだ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。