こんにちは。
息子2人が東大。公立大学医学部に現役合格した
白須絵里子(しらすえりこ)です。
子育てを卒業した現在は、ピラティスを教えながら
子育て中のママの相談にのっています。
このブログを読んでいただきありがとうございます。
ゴールデンウィークも後半にはいりました。
令和がはじまって、
昭和、平成、令和。時が流れるのは早いものだと
感じています。
さて、今日の話題は、
子育ての悩み、イライラすること。
子育てでイライラするときはどんな時ですか?
自分の子育て時代を振り返ると、
”自分はよく頑張っていたな〜“
と思います。
一所懸命頑張ったこと、
でも子供達に
もっと何かしてやれたんじゃないかとも思うし、
イライラしてよく怒ってたな〜
下の息子が描くママの顔いつも怒った顔だったから。
夫に腹が立って、息子達に愚痴こぼしていたな〜
あるとき、長男が私に
”ママはパパが嫌いなのか?”
ってきいたことがありました。
しまった、教育上よくないな~と思って
”ううん!、そんなことないよ!!”
って言ったけど。
夫が嫌いじゃなくて、
もっと一緒子育てしてほしかっただけ。
”ママとしての人生“も大事だけど、
自分の人生を大事にしたかったんだなぁ〜”
朝起きて、保育園へ送っていって
自転車ガ〜っとこいで、職場へ。
夫は保育園へ送りもせず、
いつも私に任せっぱなし。
お昼休憩の間に帰ってからの段取り考えて。
どうしたら、段取りよく食事の準備して
早くねかせられるか?
子どもには安全な食べ物食べさせたい、
どうすればいい?
将来英語が必要になるだろうから、
そのために準備しよう
そんなことばかり考えていました。
夫は子育てについて、深く考えていなかったようです。
私達は恋愛結婚。
結婚して子どもが出来て、共働きの育児に突入。
夫とよく喧嘩したのは、
時間がなかったからだけじゃなく、
それぞれの育った環境が全く違ったからでした。
結婚するまでは、そんなこと考えもしなかったです。
夫は京都府北部の専業農家の長男。
仕事で京都市内に来ていましたが、
結婚して子どもが小学校へ入学する頃には
実家へ帰り、親と同居するつもりでした。
両親は畑仕事で忙しく、
おばあちゃんが
孫たちの世話をして大きくなったそうです。
夫の父親は、
“百姓には、学問は要らない”
と考えていました。
夫はおとなしい性格で、両親には逆らわず、
勉強ができたのに大学へは進学せず、
農業専門学校へ進み、
地方公務員になりました。
夫の実家には、本が少なかったの見て、
本の少ない家だな〜と思いました。
私の実家は父が本好きで、父も母も学歴が無い家にしては
沢山の本がいくつもの本棚に並んでいました。
一方、私は大阪府吹田市で
家庭電器商を営む両親の元に生まれました。
女ばっかり、3姉妹の長女。おまけに年子です。
核家族で大きくなっています。
私が保育園から小学校、中学校の頃は
高度成長期で、
クーラー(エアコンじゃ無い、冷房のみです)
カラーテレビが
飛ぶように売れた時代でした。
店は繁盛していて、
お金に困るようなことはありませんでした。
赤ちゃんのときから、保育園に通っていました。
父はよく私達の面倒を見てくれました。
毎晩寝る前には、
本の読み聞かせや、昔ばなしをしてくれました。
そんな育った環境の違う2人が、
核家族で共働きを始めたのですから、
揉めないわけがありません。
お互いにとって当たり前のことが、当たり前じゃ無い!
私も夫と同じフルタイムで働いているにもかかわらず、
夫は言われたことしかやりません。
唯一の家事は夕食の茶碗洗いです。
“友人はどうやって躾たん?”
と言いますが、山ほどある家事のほんの一部じゃないですか。
女だからって、どうして全部やらなきゃいけないの?
私は病院の検査室で臨床検査技師として働いていました。
専門職だから、勉強会だって行きたい。
新しい知識も学びたい。
なのに夫はまったく理解してくれない。
朝ごはんの用意も
保育園へ送っていくのも、
お迎えも
夕飯の準備も掃除、洗濯、お風呂。
家事の殆どがが私の役目。
これって、おかしくない?
自分の育った環境と全く違う。
心の中で、
フツフツといつもいつも不満に想っていました。
そのころ、夫は労働組合の役員のやっていて、
“みんなのために。。。”
て、毎晩遅く帰ってきました。
夫の実家とも、考え方が違ったので揉める元でした。
長男が3歳児検診の時、帰り際に
息子が大きな声で泣き出してパニックになりました。
泣き出した原因は覚えていません。
それで、保健師さんに、
児童相談所を訪ねるように勧められました。
私は初めての子育てで、不安だったし
自分がいつもイライラしていて、
可愛いはずの息子に対しても
“イラってすることがあって”
自分が虐待をしているんじゃないか?
と、不安でした。
私は息子と一緒に児童相談所を訪ねました。
相談員の清水さんは、息子に優しく尋ねて話を聞き、
私にもたくさん話しを聞いてくれました。
そして、
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Yくん(息子のこと)はキチンと受け答えも出来るし、
年齢相応のの発達はしていると思う。
お父さん、お母さんと一緒に過ごす時間を
持っては如何ですか?
動物園なんかどうですか?
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と、言われました。
そうなんです。
夫が家庭や子育てを顧みなかったので、
私は私の実家の両親を頼っていました。
息子は生後6週から、保育園に預けていました。
当時は育児休業が無かったので。
保育園や、幼稚園、
集団生活に入って直ぐは、
熱がでる、風邪をひくで
お休みすることが多いですよね。
母親の私もしょっ中、風邪をひいていました。
いつもいつも無理をしているから。
それで、最初の1年のうち、
3分の1は実家から職場へ通っていました。
両親の応援がなければ、仕事が続けられなかったのです。
息子の熱が出ても、
夫は1回も休むことはなかった。
年休は自分の為に使っていました。
夫は私に
“年休たくさん余ってるやろ”
と言い
今回は自分が
休もうか?なんて1回も言ってくれなかった。
母子家庭状態だったので、
私のイライラは溜まりっぱなしでした。
息子を連れて何処かへ遊びに行くと、
他の家族は、パパとママが一緒にいる。
息子はそんな他所の家庭の様子を
いつも羨ましそうに見ていました。
自動相談所に相談に行ってから、
”家族でお出掛けする“
ことを夫に話しました。
さっそく動物園へ3人で出かけました。
初めての3人揃ってお出掛け。
いつもはママと2人だけど、
今日はパパがいる。
その後、息子が私の母、おばあちゃんに
嬉しそうに話したそうです。
Yくんね〜、動物園に行ったんだよ!
パパとママとYくん、3人で!
他所の家庭では当たり前のことが
よほど嬉しかったようです。
それ以降、夫はたまには3人のお出かけの時間を
つくるようになりました。
でも、これで全て解決したわけじゃないんです。
まだまだ、私の葛藤は続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。